おらっちねむねむ事件と、潜在意識のセーフティネット
昨日から朝方にかけて、ブログだったりインスタだったりで変なことを発信してしまい、通りすがりの皆さまをはじめ、お付き合いいただいた皆さま、本当にありがとうございました。
ご安心ください。
私はしっかり昼寝をしました。
基本的に私は、6時間睡眠を1日でも切ると結構危うくなる人間です。
そしてそれが数日続くと、簡単にハイになります。
そんなわけで、昨日の出来事をきっかけに、社会人時代のある思い出を思い出しました。
今日はその話をしたいと思います。
おらっちねむねむ事件
社会人になって数年目。
なぜか私は経理に配属されました。
経理の仕事というのは、少なくとも当時の私にとっては、
「数字を覚える」
という能力が非常に重要な仕事でした。
伝票の数字を見る。
3桁くらい覚える。
Excelに打ち込む。
また次の数字を見る。
ひたすらその繰り返しです。
ところが、その頃の私は少し無理をしていました。
睡眠時間は6時間未満。
それが1週間近く続いていました。
そして6日目くらいのことです。
私はいつものようにモニターを見ながら作業していました。
すると突然。
頭の中に声が降ってきたのです。
「おらっちねむねむ」
・・・。
・・・・・・。
・・・・・・・・・え?
私は固まりました。
人生で一度も使ったことのない一人称。
人生で一度も発したことのない語彙。
それがあまりにも自然に頭の中に流れてきたのです。
私は本気で焦りました。
「ついに脳が壊れたかもしれない」
そう思いました。
同期への緊急相談
その日のランチ。
私は同期に相談しました。
「私、もう限界かもしれない」
「声が聞こえてきた」
優しい同期は、少し怖そうな顔をしながらも話を聞いてくれました。
「え、なんて聞こえたの?」
私は小さな声で答えました。
「おらっちねむねむ」
その瞬間。
同期は吹き出しました。
私は真剣。
同期は爆笑。
今思えば完全にコントです。
フランクルと銭婆
その後、私を安心させてくれたのが、昔読んだ本でした。
精神科医であり心理学者でもある
ヴィクトール・フランクルの『夜と霧』です。
極限状態になると、人の意識には普段は表に出てこない記憶や言葉が浮かび上がってくることがあります。
それを思い出したとき、
「ああ、私は壊れたんじゃない」
と思えました。
たぶん昔どこかで聞いた言葉が、睡眠不足で理性のフィルターが弱くなった瞬間に、ひょっこり顔を出しただけだったのでしょう。
そう考えたら少し安心しました。
そして思い出したのが、『千と千尋の神隠し』で銭婆が言う有名な言葉です。
「一度あったことは忘れないものさ。思い出せないだけで。」
私たちの脳は、自分が思っている以上にたくさんのものを記録しているのかもしれません。
バグったときに出てくるもの
この事件から学んだことがあります。
それは、
「人間は限界になったとき、普段から心に入れていたものが出てくる」
ということです。
私の場合は、
おらっちねむねむ
でした。
なんとも平和です。
でももし普段から攻撃的な言葉や、不安になる情報ばかり浴びていたら。
限界になったときに出てくるものも、もっと危険なものだったかもしれません。
だから私は、本を読んだり、面白い人と話したり、美しい言葉に触れたりすることを大切にしたいと思っています。
元気なときには意味がないように見えるかもしれない。
でも人生で本当に苦しい瞬間、自分を助けてくれるのは、そういう日々の積み重ねなのだと思います。
ちなみに昨日の私も、昼寝したら無事に復活しました。
結論。
睡眠は大事です。
そして、もしあなたの頭の中から突然
「おらっちねむねむ」
と聞こえてきたら。
それは哲学的な啓示ではありません。
たぶん寝ろというサインです。
(当時のツイートや写真が残っていたので、下に貼っておきます。今見ても結構おもしろいです。)
