📚 覚えなくても、身につく。─ナヴァル・ラヴィカントの読書論と「フレーズごと学ぶ」英語学習法
最近、
『The Almanack of Naval Ravikant』
という本を読んでいます📖
著者のナヴァル・ラヴィカントは、アメリカの有名な起業家・投資家。
UberやTwitterなど、数々のスタートアップに初期投資したことでも知られています。
シリコンバレーではかなり有名な人物ですが、私が面白いと思ったのは、彼がおそらくADHDなこと。笑
投資の話ももちろん面白いのですが、それ以上に、読書についての考え方にすごく共感しました🌿
彼は、
「本は最初から最後まで読む必要はない。」
「必要なところだけ拾えばいい。」
というスタンスです。
特に印象に残ったのが、この言葉でした。
I don't know about you, but I have very poor attention. I skim. I speed read. I jump around. I could not tell you specific passages or quotes from books.
「私はものすごく集中力がない。流し読みするし、速読もする。あちこち飛ばしながら読む。本のどこに何が書いてあったかなんて、ほとんど覚えていない。」
そして続けて、こんな表現をします。
At some deep level, you absorb them, and they become threads in the tapestry of your psyche. They kind of weave in there.
直訳すると、
「もっと深いところでは、本の内容は吸収されていて、自分の心という織物を作る一本一本の糸になっていく。」
という意味です。
一文一句を覚えていなくても、読んだものは知らないうちに自分の一部になっている。
この考え方が、とても好きでした。
そして、この一節を読んで思ったんです。
「あ、これって英語学習も同じだ。」
英語は、単語や文法を一つひとつ暗記しようとするだけでは、なかなか使えるようになりません。
でも、
「こういう場面では、このフレーズをそのまま使う。」
という形で何度も触れていると、少しずつ自分の中に蓄積されていきます。
最初は意味を理解しているだけだった表現が、何度も聞いて、何度も口にするうちに、考えなくても自然と出てくるようになる。
まさにナヴァルが言うように、
At some deep level, you absorb them.
深いところで吸収され、気づけば自分の一部になっているんです。
だから私は、クライアントのみなさんにも、
「単語を覚えましょう」ではなく、「フレーズごと身につけましょう」
とお伝えしています。
例えば、
- I'm looking forward to it.
- That makes sense.
- I was about to say that.
こうしたフレーズは、一語ずつ覚えるよりも、そのまま一つのかたまりとして何度も使う方が、ずっと実践的です。
英語は、知識を積み重ねるものというより、使えるフレーズを身体に染み込ませていくもの。
その積み重ねが、ある日「考えなくても英語が口から出る」という感覚につながっていきます🌿

